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教育とライフスタイルをアップデート

『中学校を「荒れ」から立て直す!』を読みました

4月から中学1年生を担当しています。
 
生徒たちは好奇心とエネルギーに満ちていて
非常に頼もしく思っています。
 
一方、心を落ち着かせて学ばせる明確な法則がわからず
日々試行錯誤を繰り返していました。
 
そのようなとき、上記の悩みを解決してくれる本に出会いました。
 

 

中学校を「荒れ」から立て直す!

中学校を「荒れ」から立て直す!

 

 

この本には、
私がかつて深く読んでいた向山洋一氏の言葉が多数紹介されていました。
 
特に心にグサリと刺った言葉は、
 
荒れは授業で始まり、授業で助長される
 
でした。
 
つまり、教師の授業力の低さが
学校(クラス)の荒れの根本的な原因なのです。
 
特に日本の中学の教師は
日々生徒たちの問題行動に対処することに
膨大は時間を費やし
本来行うべき教材研究がほとんどできていない
異常な状況です。
 
私の英語教育の師匠である故若林俊輔先生は
日本の教員の授業持ちコマ数を大幅に減らす必要があることを
声高に指摘してくださっていました。
 
しかし、日本の教育現場では
海外の学校と比べても
異常な数の授業コマ数と膨大な担任業務、
さらに各種分掌やクラブ活動の顧問まで
幕内弁当のような業務を命じられ
ブラック残業が当たり前のようになってしまっています。
 
そして恐ろしいことに
それが美徳だと思われていました。
 
私は教えるプロとして
これらのような、
自分が本来するべきこと以外の雑務を強いられることに
深い違和感と抵抗感を抱いていました。
 
そしてこのままでは
日本の教育はとんでもないことになり
子どもたちの未来がたいへんなことになってしまうという
危機感に苛まれていました。
 
この本を読んだことで、
「構内に授業力向上のシステムを構築すること」
「日々の授業の質の向上に努めること」
に本気で取り組むことを決意しました。
 
 
この本の著者である長谷川博之氏に
今週末にお目にかかることになっているので
そのときに、この本の内容について
さらに深くたずねることにします。