JJ BLOG

教育とライフスタイルをアップデート

ナッツを食べ過ぎてしまうのはなぜ?

私はIINヘルスコーチとして
これまで多くの方から食べ癖について
ご質問をたくさんいただきました。

今回は、ナッツの食べ過ぎの原因についてお話しします。

甘いものを控えるようになってから、
ナッツを食べ過ぎてしまいます。なぜでしょうか?


ナッツが食べたくなるときは
精神的にちょっと不安定になっていたり
肝臓が弱っている場合が多いです。


アーモンドやピーナッツには
ビタミンB2が豊富に含まれています。


ビタミンB2が不足すると
脂質の代謝がスムーズにいかなくなるため
口内炎や目の充血などを引き起こします。

ちなみに目が充血は肝臓が弱っているサインです。

ご相談者の方が実際に食されていたナッツ類は
植物性脂肪を多く含む高カロリー食品でした。


その上、油で加工していたり
精製された砂糖や塩や化学調味料で味付けされているものでした。


砂糖も塩も、精製されたものは吸収が良すぎるため、
腎臓や肝臓に大きな負担がかかります。


また、水分の循環がスムーズにいかなくなって
水太りしやすくなります。 

摂る塩の質が良くなると
腎臓や肝臓など内臓にかかる負担がかなり軽減されます。


なので民間の塩田でつくられた自然の海の塩をとることで
体の水はけがよくなり、太りにくい体になっていきますので、
ぜひお試しください。 

ちなみに、私が現在摂取している塩はこちらです。

粗めで旨味があるリッチな味の塩です。

豆類をとりすぎると体が陰性に傾きますので、
海草で陽性に中和させましょう。 


私は、以前からコーヒーが大好きで、
4年前までは、1日に3〜4杯ほどコーヒーを飲んでいました。


そして、いつも極度の胃痛に悩まされていました。


まさに、私の体が「コーヒーの飲み過ぎですよ!」と、
痛みを通して教えてくれていたのです。


悲しいかな、人間は痛みを伴わないと
なかなか悪い習慣を改められないものですね。


それで、いっときコーヒーの摂取を2週間ほど止めましたが、
それが逆に大きなストレスになってしまい、
コーヒーを飲めない分、ナッツを大量にパクパク食べてしまっていました。


これは相談者のケースのように
甘いものを完全にやめようと無理をした場合に
ナッツを大量に食べてしまうのと同じことです。

絶対摂ってはいけないと決めつけると
それがストレスになってさらにそれを食べ過ぎてしまうか、
別のものを食べ過ぎてしまうことになります。


なので、食べ物自体にフォーカスするのではなく
食べ物以外のもの(エクササイズや趣味など)に
もっと目を向けることも大切だと私は考えています。


例えば、私の場合、
ヨーガのプラクティスが充実しているときは
甘いものやコーヒーなどの嗜好品が
ほとんどほしいと思わなくなります。


余談ですが、
4年前に「ヨーガ的食事」という概念を学んだときに
食の見方が大きく変わりました。


ヨーガ的食事では、大きく2つの視点を大切にしています:

  1. ヨーガ的食事では、肉を食べるのは非効率で無駄が多い

    野菜、果物、豆、木の実、種などの、大地の恵みから、
    自然の滋養分がじかに得られます。
    一方、肉や魚や鶏から得る滋養分は間接的なものです。
    家畜が植物から得たエネルギーを引き出して体内で処理したものを、
    人間が肉を通して消費するからです。
  2. 自分が生き物の肉を、良心に一点の曇りもなく食べられるものかどうか

    この視点は、アヒムサー(Ahimsa)
    すなわち生きとしいけるものをすべて尊ぶという、
    ヨーガ哲学の最高の掟から来ています。

    私は、過去2年間、
    肉は体にとってよくないという明確でない根拠のもとで、
    肉をほとんど食べない生活を送っていました。

    しばらくは体調がかなりよくなり、
    体重も一気に減ったのですが、
    その後、徐々に体調が悪くなり、
    「ある特定の食べ物を異常に食べてしまう」
    (例えば、今回のナッツの食べ過ぎなど)という、
    不自然な食習慣になってしまいました。

    自分の体が、栄養が偏っているよーと、
    サインを出していたのだと思います。

    その後、再び肉を少し食べ始めたところ、
    全身にエネルギーがみなぎり、体調もずいぶん改善されました。

    なので、私にとって肉は薬のようなものであり、
    自分の体を守るために、
    他の動物の命をいただいているという感謝の気持ちで、
    特別な時に少量だけいただくことにしています。

    このような経験を通して学んだことは、
    ヨーガ的食事をそのまま自分に当てはめることができるのかを見極め
    無理をせず、取り入れられるところだけを日常生活に落とし込んでいくのが
    長期的な視点でよりよい人生につながるということです。

現在では、無理をすることなく、
午前中にコーヒーを1〜2杯程度飲んで、満足しています。


たまにコーヒーが頻繁に飲みたくなるときもありますが
そのときは自分の心に余裕がなくなっているサインだと受け止め
なるべく良質の睡眠をとるようにしています。

まとめ

ナッツ類が食べたくなるのは
精神的にちょっと不安定になっていたり肝臓が弱っているときです。
甘いものやコーヒーを無理してやめると
ストレスがたまり精神的に不安定になってしまいます。
無理をせず、食べたいときは少しいただき
その後しばらく控えるというサイクルを試してみましょう。



(参考)