コーヒーは体にいいの?それとも、悪いの?
あなたはコーヒーが好きですか?
私はコーヒーが大好きなので
以前は毎日5杯以上コーヒーを飲んでいました。
そのため、胃の調子が悪くなってしまったので、
コーヒーの摂取を1週間ほど止めてみました。
そうすると、今度は全身がだるくなってきて
日々の行動のスピードがかなりにぶくなってしまいました。
このことからわかったのは、
私は明らかに「カフェイン中毒」になっていて
カフェインを摂取することで
発する言葉のスピードや行動のスピードが
弾丸のように速くなっていたのです。
また、1日の睡眠時間が5時間以下であっても
コーヒーを飲むことで睡魔に襲われることがほとんどありませんでした。
カフェインの影響で、
睡眠サイクルがすっかり乱れてしまっていたのです。
一方、コーヒーをまったく飲まなかった時期には
とにかく眠くて職場では毎日15分間のお昼ねをし、
仕事が終わって帰宅するとすぐに眠ってしまっていました。
このように、今まで不足していた睡眠を取り戻すかのように
どんどん眠りについたことで
睡眠サイクルを正常な状態に戻していたのだと理解しています。
ところで、コーヒーは体にいいのでしょうか?
それとも悪いのでしょうか?
これに関しては様々な研究データが紹介されています。
東京大学(2015)の研究結果によると、
コーヒーは様々な病気を予防できる可能性があるようです。
コーヒーを1日に3〜4杯飲む人は
心臓病になるリスクがコーヒーをほとんど飲まない人よりも
36%低かったのです。
また他の脳疾患や呼吸器疾患でも
リスクが40%ほど下がったとのことです。
これは、カフェインの血管収縮作用が
働き血流がよくなったためと考えられています。
ただ、すべてのことに言えるのですが、
たとえよいものでも、摂取しすぎると毒に転じてしまいます。
1日にコーヒーを6杯以上も飲むと
さすがに胃が荒れてしまいます。
というのも、カフェインには胃液の分泌を促す働きがあるため
特に空腹時にコーヒーを飲みすぎると胃を痛めてしまうからです。
また、コーヒーの摂取時間も、
できるだけ午前中にしたいですね。
カフェインの覚醒作用が8時間以上あるからです。
望診法の視点では、
コーヒーをブラックで飲むと胃が乾いてしまい、
その結果、髪や肌が乾燥しやすくなります。
なので、コーヒーを飲むときは
ミルクや豆乳を入れることで胃の粘膜を守ることができます。
また、ブラックコーヒーに15ccのココナッツオイルを入れると
「ケトン体」というエネルギー源が作られて、
認知機能がよくなります。
ケトン体とは、
ブドウ糖に変わるエネルギー源のことで、
肝臓が、体の中にある脂肪からケトン体を作ります。
ブドウ糖は血糖値を急激に上げてしまいますが
ケトン体は血糖値を上げることなくエネルギー源として働きます。
大切なことは、
「ある人の食べ物が、他の人の毒になることがある」
ということ。
これをBio-individuality(バイオ個性)と言います。
常に自分の体の声に耳を傾けてコーヒーを飲むか飲まないか、
飲むとしても何倍まで飲むのかを選択したいですね。