【食】なぜ「マーガリン」を食べてはいけないのか?
皆さんのお子さんたちは、
普段どのようなおやつを食べておられますか?
菓子パン、ドーナツ、ケーキ、ポテトチップス、
某ファーストフード店のフライドポテトなどでしょうか?
実は、これらの食べ物には、
私たちの人体に非常に有害なある物質が含まれています。
それは、
「トランス脂肪酸」
です。
トランス脂肪酸は、海外ではすでに「毒」として厳しく規制されています。
アメリカでは今年(2015年)6月18日に
トランス脂肪酸の食品添加が原則禁止になりました。
一方、日本では今だに野放し状態になっています。
トランス(trans)とは、
「反対側」「越えて」「変えて」を意味するラテン語の接頭辞で、
脂肪酸の場合、水素原子が炭素の二重結合をはさんで
それぞれ反対側についていることを示しています。
なので、トランス(trans)型の二重結合が一つ以上ある不飽和脂肪酸のことを
総称してトランス脂肪酸と呼びます。
バターは牛乳から作られます。
一方、マーガリンは植物油から作られます。
つまりサラダ油と同じです。
ところで、マーガリンは植物油が原料なのに、
なぜ固まっているのでしょうか?
それは油に「水素添加」という処理をしているからです。
「水素添加」とは、
炭素と水素の結合が欠けているところに、
無理やり水素をくっつけることをいいます。
水素添加をすることで、
不飽和脂肪酸である植物油を酸化しにくい
「みせかけ」の飽和脂肪酸に変えることができます。
つまり、水素を添加することで
片方の炭素と水素のつながりを逆側に
「トランス」=「移動」させたものがトランス脂肪酸です。
<マーガリンの作り方>
1. 液体の植物性等の油を用意します。
2. 水素を吹き込みます。この「水素添加」により油の構造が変化し、
植物油でありがなら、常温で個体の油になります。
3. バターの香りを付けるためにの香料、味を付けるために塩、
コクを出すために脱脂粉乳、バターのような黄色を出すために着色料を加えます。
ちなみに、油を水素添加したものが「ショートニング」です。
ショートニングは、クッキーやスナック菓子を作るときに頻繁に使われていますが、
この油は体を非常に酸性に傾かせてしまいます。
また、マーガリンはなんと、プラスチックと分子ひとつしか差がありません!
私は、子どものころマーガリンが大好きでしたが、
実はプラスチックを食べていたことになるのですね。。。
分子整合医学の権威である山田豊文氏は、次のように述べています。
自宅の冷蔵庫にマーガリンが入っている人は、すぐに捨ててください。過剰摂取が問題となっているオメガ6の多い植物油からつくらている上に、“人を殺す油”であるトランス脂肪酸のかたまりです。
(参考)