「学級崩壊しない教師の統率力」を読みました
はじめて中学1年生の担任をしてから3ヶ月が経ちました。
すべての生徒たちがおもしろい個性を持っていて
とにかくよくしゃべり、よく走り、
いつもこれでもかというぐらい、様々なドラマを見せてくれます。
そして彼らを通して、私に現在もっとも必要なものが
集団を統率する力であることに気づかされたのです。
そのようなとき、
私が尊敬する向山洋一氏の全集が新書版としてリニューアルされたとの
情報が入ってきました。
それでさっそくその全集の第1巻から5巻までを購入しました。
今回読んだ本は、その全集の第2巻です。
この本を読んで、
集団統率するたった一つの大切でシンプルな法則
を知ることができました。
<子どもを動かす法則>
最後の行動まで示してから、子どもを動かせ。
また、この本を読み終えて、一番心に響いた内容は、
向山氏のかつての同僚であった藤野先生の次の言葉でした。
勉強ができる子や人気のある子は、これから先の人生で、いつだって脚光を浴びたり、人から大切にされたりするんだ。だけど、クラスで最下位のような子は、今大切にしてやらなければ、再び大切にされることはないのかもしれないんだ。今大切にしてやって、人生のバランスはとれているんだ
私は、この言葉に出会って
一人一人の生徒をかけがえのない存在として
大切にすることの本質に気づかされたのです。
これからしばらくの間、向山氏の全集を読み込むことで
自己流ではないく、原理原則に沿って教育できる
教育のプロになります。