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教育とライフスタイルをアップデート

「科学的に正しい英語勉強法」を読みました

私は現在英語教育のプロとして活動しています。
 
かつて2つの大学院で英語教授法を研究していましたが、
時代の変化とともに、英語教育のあり方も当然変わるはずだと思っているので、
常に教授法をアップデートしています。
 
今回読んだ、Daigoさんの著書の内容は、
私がかつて学んだ内容とほぼ共通していましたが、
最新の科学的アプローチによる情報も記されていましたので
そのことについてこのブログで簡単にまとめておくことにします。
 

 

科学的に正しい英語勉強法

科学的に正しい英語勉強法

 

 

 
想起練習効果
思い出すことによって学習の効果があがること
この効果をもたらす方法が、小テストを頻繁に行うことです。
 
忘れる前に復習してはいけない
最適な復習のタイミングについて
私がかつて大学院で学んだことは
エビングハウス忘却曲線に基づいたものでした。
 
 
つまり、何かを学んだらできるだけ早く復習することで
忘れる度合いを減少させることができるということです。
 
ところが、最近の脳科学の研究によると
脳にかかる負荷が高い方が
学習したことが定着するようです。
 
現在、翻訳機器の性能が飛躍的に改善されていることを考えると
今までのような単純作業による語学習得方法を手放し、
翻訳機などのツールを効果的に活用しながら
自らの考えを表現できるスキルを教えることが主流になるのも
時間の問題だと考えます。