「昭和50年の英語教育」を読みました
夏休みに入り、少し時間的に余裕ができました。
なので、大学の図書館で英語教育に関する本をじっくり読んでいます。
今朝は、私が尊敬する故若林俊輔先生編集の
を読みました。
この本のあとがきで、若林俊輔先生が記された以下の視点が
心に刺さりました。
昭和50年という時代に残された言葉ですが、
2018年現在においても、英語教育について論じ合っている内容が
ほとんど変わっていいないことに気づかされ、
なんと100年にもなることに驚きました。
なぜ、このような事態になったのか。
その理由として、若林先生は、
我々英語教師が英語驚異の歴史に対してあまりにも無知であること、英語教育の歴史の中で何がどのように議論されてきたかをあまりにも知らない
からだと指摘しています。
私は、長年英語教育に携わってきましたが、
自分が英語教育の歴史についてまったく知らなかったことに
恥ずかしさと同時に深く反省させられました。
また、若林先生の次の指摘にもハッとさせられました。
英語教育学は、他の学問がそうであるように、英語教育史を論ずることなしには成立しない。
現在、私はまだ「英語教授」の域を出ていない状況ですが、
1日も早く英語教授から英語教育へと完全に脱皮しようと
決意しました。
そのためにも、この夏休みは、英語教育史の学びを深めることにします。
この本で昭和50年までの50年間の歴史を知ることができたので、
これからは、昭和50年以降の50年間の歴史を学ぶことにします。
何事にも共通しますが、
歴史から学ぶことで未来を切り拓くことができる
という真実をこの本から学ぶことができました。